入れ歯・ブリッジ|ふみデンタルクリニック|菊川・清澄白河・森下の歯医者・歯科

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入れ歯・ブリッジ

入れ歯・ブリッジ|ふみデンタルクリニック|菊川・清澄白河・森下の歯医者・歯科

入れ歯・ブリッジ(欠損補綴)治療とは

入れ歯・ブリッジ(欠損補綴)治療とは

欠損補綴(けっそんほてつ)治療とは、むし歯や歯周病、ケガなどが原因で失った歯がある場合に咬み合わせを回復させるための診療科です。この治療法には、差し歯やブリッジ、インプラントなどのほかに入れ歯があります。

残っている歯を守るための治療

当院の治療方針として、積極的に歯を抜くことはありません。できる限り歯を抜くリスクを下げる治療をご提案しています。奥歯を失った場合など「目立たないから…」と放置してしまう方がいらっしゃいますが、これは咬み合わせが変わってしまうことで残った健康な歯にも負担をかけ、お口の健康に悪影響をおよぼすことにつながります。

当院では状態の悪い歯を残すことで起きるデメリットに関してもきちんと説明させていただき、患者様のご意向と相談の上、治療方針を決定して治療開始となります。

歯がない状態を放置してしまうと…

  • 残っている歯が咬む相手がいないことで動いてしまい、歯周病のリスクも上がる
  • 発音や滑舌に影響する
  • 咬むことに使う顔の筋肉が使われなくなり、顔の形が変わってしまう
  • 咬まないで飲み込むことで、栄養がうまく消化できない
  • 咬まなくなることで、脳への刺激が減りアルツハイマーや認知症のリスクが上がる
  • 咬めないことで力が入らず、転倒しやすくなる
  • 入れ歯がないことで、舌が喉に沈み込み息苦しくて口が開いたままになる。それにより病気になりやすくなる。

入れ歯とブリッジのメリットとデメリット

ブリッジ

ブリッジ

失った歯の前後を利用して、架け橋をかけるように連続性を保ったかぶせものを作り、失った歯にダミーの歯をいれる接着する固定式の方法

メリット

  • 元の歯に近い形に戻せるので咬む力や見た目が入れ歯よりよくなります。
  • 固定式なので取り外しの手間がありません。

デメリット

  • 本来歯のない部分を両隣の歯で負担するため、歯の寿命が短くなることがあります。
  • 一番奥の歯を失ってしまった場合など、ブリッジが適用できない場合もあります。
  • 失った歯の下のダミー部分には隙間ができますので、しっかり清掃できないと口臭や炎症の原因になります。

ブリッジ作製の流れ

1
診査・治療計画

患者様のご要望や口内のお悩み、ライフスタイルなどを詳細にヒアリングさせていただきます。またレントゲン撮影や歯周病検査により総合的に診断を行い、治療計画を立てていきます。

2
むし歯・根管治療・仮歯作製

むし歯や歯周病などがある場合、感染を取り除いていきます。歯や歯肉を健康な状態となった後に、型採りを行います。

3
型取り・素材の相談

削った歯の形や上下の咬み合わせを型採りしたものを歯科技工士へ渡し作製します。全てオーダーメイドのものになるため、作製に1~2週間前後お時間をいただきます。また、材質が保険診療と自由診療で異なるため患者様と相談の上、かぶせものを決定していきます。

4
ブリッジの装着

完成したかぶせもの適合(てきごう)や咬み合わせの高さを調整し装着します。

入れ歯

入れ歯

歯を失った部分を人工歯を伴った義歯床(ぎししょう)で補い、残っている歯にバネをかけて固定する取り外しが可能な着脱式の治療法

メリット

  • 歯を失った部分に応じて製作するので、広い症状に対応することができます。
  • 残った歯へのダメージが比較的少ない治療になるので、失った歯の機能を損失が少なく回復が可能です。

デメリット

  • 固定式ではないので、ブリッジに比べて咬む力が劣ります。
  • 入れ歯自体にも汚れが溜まるため、取り外してこまめに清掃する必要があります。
  • 使用せずに放置していると入れ歯が合わなくなる可能性があるため、継続してお使いいただき調整も必要になります。
  • 装着する時に異物感があり、使用しても違和感がなくならない場合もございます。

入れ歯作製の流れ

1
診査・治療計画

患者様一人ひとりに適した入れ歯を製作するため、ご要望や口内のお悩み、ライフスタイルなどを詳細にヒアリングさせていただきます。同時に残っている歯をレントゲン撮影や歯周病の検査で進行具合やむし歯などを診断して入れ歯の設計など治療計画を立てていきます。

2
むし歯・根管治療・かぶせものの作製

むし歯や歯周病などがある場合、感染を取り除いていきます。またバネのかかる土台になる歯のかぶせものが必要な場合は作っていきます。

3
オーダーメイドのトレーで型取り・素材の相談

患者様のお口に合わせでオーダーメイドで製作したトレーを用いて精密な型を取ります。また、材質が保険診療と自由診療で異なるため患者様と相談の上、入れ歯を決定していきます。

4
咬み合わせ・フィット感・見た目の確認

入れ歯を完成させる前段階で、必要に応じて入れ歯の高さの再現性、見た目やフィット感などに問題がないか確認をします。

5
入れ歯の装着

完成した入れ歯の適合(てきごう)や咬み合わせの高さを調整し装着します。

6
調整

入れ歯は、ただ入れているだけのときと、食事しているときでは違った動きをします。新しい入れ歯は、歯ぐきになじんでいないので、使用していただきながら問題点を確認し、しっかり噛めるように調整していく必要があります。個人差はありますが、3~4回程度は調整が必要になります。

当院では失った部位はもちろんのこと、残っている歯の歯周病やむし歯の検査、清掃状況などを考慮し総合的に診断して患者様にご提案します。

オーラルフレイルと入れ歯

歯や口には「食べる」「話す」「表情をつくる」「呼吸をする」など様々な働きがあります。「オーラルフレイル」はお口の機能が衰えた状態のことで、舌を含めた口の周囲の筋肉の衰えでおこります。健康な状態と要介護の間には筋力や心身の活力が低下する「フレイル」の段階があります。オーラルフレイルの症状はフレイル初期に現れ、老化の初期サインともいわれています。

こんな症状ありませんか?

  • 残っている歯が20本未満
  • 食べ物がうまく噛めない
  • 口を巧みに動かせない
  • 舌の力が弱い
  • かたい食べものが食べにくい
  • むせやすい

このうち3つ以上当てはまる方は「口の働きが衰えている」状態にあります。口が衰えてくるとかたい食事が咬めなくなることで、偏食がおきて肉類が食べられなくなり、結果としてタンパク質が取れないためさらに咬む筋力が衰えてしまう悪循環が起きてしまいます。

衰えていない方に比べると死亡リスク2倍介護リスク2.4倍とまでいわれています。このようなお口の機能低下を避けるためには入れ歯も有効な手段といわれています。入れ歯やお口の衛生状態のケアをすることで、お口だけでなく全身の健康を維持するお手伝いをさせていただけたら幸いです。