インプラント|ふみデンタルクリニック|菊川・清澄白河・森下の歯医者・歯科

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インプラント

インプラント|ふみデンタルクリニック|菊川・清澄白河・森下の歯医者・歯科

インプラントとは

インプラントとは

歯を失った際の治療は、入れ歯(義歯)やブリッジが一般的でしたが、近年、第3の治療法としてインプラントが普及しています。入れ歯やブリッジとは異なり、健常な両隣の歯を削ることなく残存率も高い治療法です。インプラントは、他の治療法に比べて安定感や使い心地が良いとされています。

その秘密は「支えの強度」にあります。人間の噛む力は、強く噛みしめたときには、50~60キロもの力がかかるといわれています。根っこ部分が顎骨に支持されている天然歯は、その力に耐えうるようにできているわけです。

インプラントはどのような方が向いている?

インプラント治療は、事故や歯周病、むし歯などで歯を失った方や、先天的に歯がない方が受けられます。1本からすべての歯まで対応可能です。ただし、誰でもインプラント治療が受けられるか……というと、そうではありません。インプラント治療は手術が必要なため、全身状態が悪い方や、インプラントを埋め入れる予定部位のあごの骨が丈夫でない方は治療を受けられないケースもあります。

また、高血圧症や心臓疾患などの循環器系疾患、喘息などの呼吸器系疾患、糖尿病や骨粗しょう症などの既往歴がある方も注意が必要です。その他、歯周病などの基礎疾患がある方は担当医師に相談させていただき、インプラント治療が可能かを判断します。

このような症状でお悩みの方にお勧めです

  • 抜けた歯が気になる方
  • 入れ歯やブリッジを使用しているがよく噛めない方
  • 入れ歯に強い違和感がある方
  • 部分入れ歯などの金属バネ(留め具)が気になる方
  • ブリッジなどで健康な歯を削りたくない方
  • ご自分の歯で噛んでいるような感覚を得たい方
  • 義歯などの影響で口臭が気になる方

インプラントのメリット・デメリット

メリット

自分の歯と同様に咀嚼可能

インプラントの最大のメリットは、自分の歯と同じように咀嚼(そしゃく)できることです。ブリッジや入れ歯では力を入れて噛むことが難しかったり、熱いものを飲食することに抵抗があったりする方に適しています。

周囲の健康な歯を守れる

インプラントは人工歯根を1本1本埋め込むため、それぞれが独立した歯となります。そのため、ブリッジや入れ歯のように、周囲の歯を削ったり負担がかかったりすることはありません。負担がかかった歯は寿命も短くなるため、周囲の歯をできるだけ多く残したい方におすすめです。

丈夫で長持ち

インプラントは、おもにチタンやチタン合金という金属で作られています。この金属は生体親和性に優れ、あごの骨としっかり結合するため、強く噛みしめても耐えられる強度があります。

見た目がきれい

口元の印象は歯によって大きく左右します。入れ歯やブリッジの場合は色味が不自然であったり金具が見えたりと、見た目の印象が悪くなりかねません。インプラントなら見た目も天然の歯と同じようにきれいになり、会話や飲食の際に口を開くことに抵抗を感じなくなります。

骨が痩せるのを防げる

天然の歯は歯根を失ってしまうと、咀嚼したときに力が骨まで届きません。刺激が届かなくなった骨は次第に痩せていき、周囲の歯にも影響が出始めます。インプラント治療はあごの骨に人工歯根を埋め込むため、咀嚼すると骨まで刺激が伝わります。日々咀嚼して刺激を与えると、あごの骨の健康を保てるのです。

デメリット

保険がきかないため高額になる

先ほども少し触れましたが、通常のインプラントは基本的に健康保険がききません。自費診療となるため、治療費は他の治療法と比べると高額になります。また、どのくらい治療費がかかるかは、個人で異なります。当院では手術前に検査とカウンセリングをしっかりおこない、費用や素材を患者様と相談のうえ治療を開始します。

治療期間が長い

インプラントの治療期間は個々の症状によって異なりますが、約6~9ヶ月です。顎にインプラントを埋め込む外科手術で、骨と結合するまでの時間も要するため、治療期間が長くかかります。

定期的なメンテナンスが必要

インプラント周囲炎(歯周病)になるリスクがあるため、丁寧なブラッシングが必要です。インプラントは歯根よりも細いため、歯ぐきとの境目に段差ができやすく、汚れがたまりやすい部分があります。磨き方のコツを習得していただく必要があります。定期的なメンテナンスも必要になります。

外科手術のため、適応に制限がある

インプラント埋入手術は、外科手術のため、身体の状態が良くないと手術を受けることはできません。糖尿病などの全身的な疾患やあごの骨の状態がよくない方は、治療に制限がかかります。また、成長発育中の子どもには適していません。インプラントは骨と結合するため、顎骨の発育に伴って骨の中に埋没してしまうためです。

インプラント治療の流れ

1

検査とカウンセリング

インプラント治療は外科手術に分類されるため、治療したいと希望されてもすぐに始められるものではありません。当院ではカウンセリングをしっかり行い、お口の状態だけでなく全身の状態などを確認します。レントゲンや歯科用CTを使って、お口の状態を正確に把握することから始まります。

CT検査ではスキャンしたお口の中のデータを3D化し、コンピュータ上で、埋入する部位の骨の状態(質、厚み、高さ)や血管の位置などを確認し、手術のシミュレーションを行います。「インプラント治療はどのようなものか」「治療自体は可能なのか」費用やおおよその期間も含め説明を行います。治療計画に納得し、同意したのちに手術となります。

2

術前クリーニング

インプラントを埋め込む前に、感染症を起こすことがないようお口の中を清掃し、菌の数を減らしていきます。

3

インプラント手術

インプラントの手術の際には、むし歯治療や抜歯に使用する局所的な浸潤麻酔にて行います。インプラントを埋める手術には、手術を1回だけ行う「1回法」と、2回に分けて行う「2回法」の2つの方法があります。それぞれの手術については以下のとおりです。

【1回法】

インプラント体を埋める部位の粘膜を切開し、骨を露出させて専用ドリルで穴を開けます。そこにワンピースインプラントを埋め込みますが、ツーピースインプラントの場合には、インプラント体を埋め込み、同時にアバットメントを連結します。

【2回法】

インプラント体を埋め込む工程は1回法と同様ですが、インプラントはアバットメントが分かれているツーピースインプラントを使用します。インプラント体を埋め込んだ後、上部の穴にカバーを装着し、切開部を縫合して1次手術は終了です。

1次手術から数ヶ月経ったら(上顎は5ヶ月前後、下顎は3ヶ月前後が目安)2次手術を行います。2次手術はカバーの上の粘膜を切開し、カバーを除去して仮のヒーリングアバットメントを連結します。粘膜が治癒したら(2~3週間が目安)本物のアバットメントを連結して終了です。

4

人工歯の作成と装着

2次手術を終え、歯肉の状態が安定したら、型取りを行って仮歯を作製します。この際、かみ合わせや舌の違和感、頬を噛むなどの不具合がないかを確認し、調整します。最終的に完成した人工歯をアバットメントに装着して治療は終了です。

5

メンテナンス

インプラントを長持ちさせるには日常のセルフケアとメンテナンスが大切です。定期的にかみ合わせの確認やレントゲン撮影をしてインプラント体の周囲骨の吸収状態などを診査します。

医療費控除を知っていますか?

医療費控除とは、納税者がその年の1月1日から12月31日までの1年間にご自身または生計を一にする配偶者や親族のために支払った医療費が一定額を超えた場合、その額と総所得金額をもとに計算された額の所得控除が受けられるという制度です。医療費控除を受けるためのもう1つの条件は、支払った医療費の合計が「10万円」または「総所得金額の5%」を超えることです。

総所得金額が200万円未満の場合、総所得金額の5%を超えた額ということになります。総所得金額というのは、会社員の方でほかに収入がない場合、源泉徴収票の「給与所得控除の金額」という欄に記載された額のことを指します。

また医療費控除の対象となるのは納税者ご本人だけでなく、生計を一にする配偶者、親族のために1年間に支払った医療費の総額であるということです。つまり、医療費控除の対象は、納税者が1年間に支払ったご本人と配偶者、親族の治療費の合計なのです。

また、「1年間に支払った医療費の総額」には、通院のために使った公共交通機関の交通費も含まれます。さらに、過去5年間であれば、税務署に申請することで医療費控除を受けることができます。

医療費控除は、公的医療保険の対象とならないインプラント治療に対しても還付金を手にすることができる制度です。くわしくは国税庁のホームページをご覧になり、ぜひご活用ください。