実は歯に良い飲み物・悪い飲み物5選
- 2025年12月16日
- 予防歯科
こんにちは。
菊川・森下・清澄白河の歯医者、ふみデンタルクリニックでございます。
毎日飲んでいる飲み物が、実は歯の健康に大きく影響していることをご存じですか?
虫歯や歯の着色の原因は「甘いお菓子だけ」と思われがちですが、飲み物の選び方や飲み方もとても重要です。
今回は、ふだんよく飲むドリンクの中から、歯に良いもの・注意したいものをそれぞれ5つずつご紹介します。
歯に良い飲み物 5選
1. 水
歯にとって最も安心なのはやはり水です。
糖分や酸を含まず、口の中を洗い流してくれるため虫歯予防にぴったり。
食後やおやつの後に水で口をすすぐだけでも、歯を守る効果があります。
2. 牛乳
牛乳に含まれるカルシウムやリンは歯の再石灰化を助け、歯を強くしてくれます。
甘みを加えないプレーンな牛乳がおすすめです。
3. 緑茶(無糖)
緑茶にはカテキンという成分が含まれており、虫歯菌や歯周病菌の増殖を抑える働きがあります。
ただし、濃い緑茶を長時間口に含むと着色の原因になることがあるため、飲んだ後は軽く口をすすぐと安心です。
4. 麦茶(無糖)
麦茶はカフェインレスで、子どもや妊婦さんにも安心。
糖分を含まず歯にも優しい飲み物です。夏場の水分補給にも最適です。
5. フッ素入りうがい液
飲み物ではありませんが、フッ素入りの洗口液は歯のエナメル質を強化し、虫歯予防に役立ちます。
寝る前の使用がおすすめです。
歯に悪い(注意したい)飲み物 5選
1. 炭酸飲料(コーラやサイダーなど)
炭酸飲料は砂糖+酸のダブルパンチ。
糖分が虫歯菌のエサになり、酸が歯を溶かしてしまいます。
毎日飲むのは控えめにし、飲んだ後は水で口をすすぎましょう。
2. スポーツドリンク
一見健康的に思われるスポーツドリンクも、実は糖分と酸が多く含まれています。
運動後や体調不良時の水分補給には役立ちますが、常飲は虫歯のリスクを高めます。
3. フルーツジュース(100%でも注意)
ビタミンが豊富で体には良いですが、果物の果糖と酸が歯には負担になることがあります。
特にオレンジやグレープフルーツなどの柑橘系は酸性度が高いため、飲んだ後はすぐに歯磨きをせず、まずは水で口をすすぎましょう。
4. 甘いカフェラテ・ミルクティー
コーヒーや紅茶そのものは糖分を含みませんが、砂糖やシロップ、甘いミルクを加えると虫歯のリスクが上がります。
さらに、紅茶やコーヒーは着色も起こしやすいので注意が必要です。
5. アルコール飲料(特に酎ハイやカクテル)
酎ハイやカクテルは糖分と酸を含むものが多く、歯を溶かす原因になります。
また、アルコールは唾液の分泌を減らすため、口の中が乾燥し虫歯や口臭のリスクが高まります。
歯を守る飲み方のポイント
・ダラダラ飲まず、短時間で飲む(虫歯リスクを減らす)
・甘い飲み物を飲んだ後は水やお茶で口をすすぐ
・酸性の飲み物を飲んだ後は、すぐに歯磨きせず30分ほど置く(エナメル質が弱っているため)
・就寝前は水か無糖のお茶だけにする
まとめ 〜毎日の選び方で歯は守れる〜
歯に良い・悪い飲み物は特別なものではなく、毎日の習慣で選び方と飲み方を意識することが大切です。
特にお子さんは甘い飲み物を好みがちなので、日常の水分補給は水や麦茶を選ぶようにしましょう。
「炭酸飲料をよく飲む」
「寝る前についジュースを飲んでしまう」
そんな習慣がある方は、ぜひ今日から見直してみてください。
ふみデンタルクリニックでは、食生活や飲み物の選び方など、日常のケアについてもアドバイスを行っています。
気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。