予防歯科ってなに?③
- 2023年8月15日
- 予防歯科
こんにちは。
菊川・森下・清澄白河の歯医者、ふみデンタルクリニックでございます。
前回に引き続き、当院が最も力をいれている『予防歯科』についてお話をさせていただきます。
今回のテーマは日本とスウェーデンの『予防歯科』の違いの3つめの、『歯科医への意識の違い』についてお話させていただきます。
スウェーデンでは、お子さまの歯磨き指導について、出産前から歯科医によるご両親への指導が始まります。また、小さいお子さまでも歯が生え始めるころから歯科医院でのオーラルケアチェックが義務づけられています。
治療ではないので、お子さんにとっては歯科医院は『怖い』『痛い』という印象にはならず、『歯について楽しく学ぶ場所』となります。
スウェーデンでは歯科医を『頼れるパートナー』と認める方が26%で『嫌いな人・苦手な人』が3%というアンケート結果があります。
一方、日本では歯科医を『頼れるパートナー』と認める方が17%いらっしゃるものの『嫌いな人・苦手な人』は14%もいらっしゃるという結果が出ました。
当院でも歯科治療が苦手という方は多くいらっしゃいます。
ではなぜ歯科治療が苦手になってしますのでしょうか?
①歯科医院の独特の薬剤の匂いや、機械の音
②治療の痛みに対する不安
③お口の中というデリケートな部分を指摘されること
④小さい頃のトラウマ
などが挙げられます。それぞれについては詳しく今後ブログのテーマとして書かせていただく予定です。
今回のテーマであるスウェーデンと日本の『予防歯科』の違いと関連するお話としては、上記にあげた不安になる要素を小さなお子さまのうちから慣れていただくことが大切だと思っております。
当院では、お子さまのうちから歯科医院を『歯について学びに行く学校』や『歯医者さんとおしゃべりしに行く場所』のように気楽に通えるようになることが、『予防歯科』の一番最初のステップと考えております。
また小さなお子さまに際しましては、ご両親のお家での仕上げ磨きも難しい場合も多いので、そのお子さまがどういうお口の中の状態でどんなケアが必要か、お子さまの性格がどんな子でどうしたら歯磨きを嫌がらずにできるか、を一緒に考えていくことが重要だと考えております。
次回は最後の4つ目のテーマ『お口の中のケアの取り組みと意識の違い』についてお話します。
ふみデンタルクリニック 吉田 ふみ