歯ブラシの選び方~予防歯科~
- 2023年9月12日
- 予防歯科
こんにちは。
菊川・森下・清澄白河の歯医者、ふみデンタルクリニックでございます。
今回のテーマは当院が最も力をいれている『予防歯科』で大切な『セルフケア』についてお話をさせていただきます。
その中でも日常で一番使用する『歯ブラシの選び方』についてです。
歯や歯並び、歯肉の状態、さらに歯磨きの習慣などによって選び方が変わってきます。
歯ブラシも現在ではヘッドの大きさ、ネックやハンドルの形など様々なものが売られているので、それぞれに合ったものを選ぶ必要があります。
まず、ヘッドとはブラシが植毛されている部分、ハンドルは持ち手部分、ネックはその間の部分を言います。
それを踏まえて、それぞれ選んでいきましょう。
【ヘッドの大きさ】
①小さいヘッド:口の小さい人や、丁寧に磨ける人
→小さい分、奥歯へよく届く一方で汚れを取る効率が悪いので、きちんと丁寧に磨ける方向けとなります。
②大きいヘッド:高齢者や若年者、効率よくブラッシングする人
→ブラシ部分の面積が大きい分効率よく汚れを落とせるので、歯ブラシが苦手な方にお勧めです。
【ハンドルの太さ】
①細めのハンドル
→ペングリップで磨く人向けで、力のコントロールがしやすいのですが、細い分当て方が不安定になりやすいため、指手に力が入りにくい方には不向きとなります。
②太めのハンドル
→高齢者や幼児など、力が入りにくい方にも握りやすいのですが、反対に力が入りすぎてしまうこともあるので注意が必要です。
【ネックの長さ・太さ】
①ネックが長め・細め
→頬や舌の邪魔にならず、奥歯に届きやすいのと、細長い分制限されるため力が強くなってしまう方にはお勧めです。
②ネックが短め・太め
→歯ブラシの動かし方がうまく出来なかったり、力が入りにくい方向けとなりますが、短い分奥歯には届きづらくなります。
【ブラシの毛先の形】
①ラウンド毛:毛先が丸く加工されているもので、健康な歯肉の状態の方向けとなります。
②テーパード毛:毛先が細く加工されていて、歯周ポケットの中の汚れを除去出来るので、歯肉炎や歯周炎の方向けとなります。
ここまで歯ブラシの形状やそれぞれの特徴などを説明しましたが、実際のお口の中の状況によっては、自分で判断しづらいことも多いかと思いますので、ぜひ一度健診にいらしてください !
ふみデンタルクリニック 歯科衛生士