予防歯科ってなに?②|菊川・森下・清澄白河の歯医者・歯科|ふみデンタルクリニック

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予防歯科ってなに?②|菊川・森下・清澄白河の歯医者・歯科|ふみデンタルクリニック

予防歯科ってなに?②

こんにちは。

菊川・森下・清澄白河の歯医者、ふみデンタルクリニックでございます。

前回に引き続き、当院が最も力をいれている『予防歯科』についてのお話をさせていただきます。

今回のテーマは日本とスウェーデンの『予防歯科』の違いの2つめの、『70歳で残っている歯の数の違い』についてです。

 

日本では年齢を重ねると歯を失うのは仕方ない、と考える方も多いのではないでしょうか。スウェーデンでも1980年代頃までは同じでした。

しかし『予防歯科』に国が力を入れ始めた後の、現在では70歳で自分の歯が何本残っているかの平均値を比較してみたところ、日本では16.5本ですが、スウェーデンでは21本と大きな開きがあります。

親知らずを除いた成人の歯の本数は28本なので、スウェーデンではほとんどの国民が70歳になっても若い時とさほど変わらない歯の本数を維持しています。

スウェーデンの取り組みでは過去に歯を失った経験のある30~50代の患者さんが、3~4か月ごとに歯科医院で定期健診を受けブラッシング続けた結果、そのあと30年間にさらに歯を失う人の数を約4分の1にまで減らすことに成功したのです。

 

日本でも『8020運動』とよばれ80歳で20本以上ご自身の歯を、というスローガンが掲げられています。

始まった当初は達成率が10%未満でした。運動が始まって30年、現在では多くの方に『予防歯科』が浸透し、昨年の調査では51.6%の方が8020を達成していると報告されています。

最近では『8520(85歳で20本の歯)』や『9020(90歳で20本)』といわれるようになり、長寿大国日本では80代・90代・100歳を経験することとなる将来、ご自身で一生噛めることが『健康寿命』に繋がると『予防歯科』が重要視されるようになっています。

数十年先の将来を想像するのは難しいことかもしれません。

しかし、今しっかりお口のケアをすることが数十年後のお口の健康の未来を変えるといっても過言ではありませんので、当院では大切にしています。

次回は3つ目のテーマ『歯科医への意識の違い』についてお話します。

 

ふみデンタルクリニック 吉田 ふみ