歯周病はどうやって治す?
- 2025年5月30日
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こんにちは。
菊川・森下・清澄白河の歯医者、ふみデンタルクリニックでございます。
今回は歯周病の原因や治療の方法をお伝えしていきたいと思います。
・歯周病の原因はプラーク!
ブラッシングがうまくいってない所には細菌の塊(プラーク)が出来ます。プラークが歯と歯茎の境目に長い間くっついていると歯周病菌が増えていきます。
人間の体は外敵が入り込もうとすると、白血球が働き「防衛軍」をその場に動員します。体が細菌と戦うと炎症が起こるわけですが、それが歯ぐきの周辺で起きると、腫れたり出血しやすくなります。
「防衛軍」がどれだけ頑張っても、プラークが増えれば体は不利になっていき、炎症はより深いところまで進んでいきます。
すると、歯を支える骨は炎症から逃げようとして、吸収されていきます。これが「歯周病」です。
吸収はやがて歯の根元まで進み、グラグラして抜けてしまうのです。
・歯周病治療にはプロケアとセルフケアが必要不可欠!
ブラッシングでは見えている部分のプラークは除去できても、歯周ポケット内のプラークや歯石は取り切れません。
そして歯周ポケット内に付着している歯石をそのままにしていると、またそこにプラークがつきやすくなります。
これらを除去して健康な歯ぐきの状態を取り戻すのが私たちの仕事ですが、それだけでは歯周病は治りません。
患者さま自身で歯を清潔に保てるようになることも、とても重要なのです。
そのために、定期検診時にはブラッシング指導を行っています。
・歯周治療後はヒリヒリしたりしみることがある?
炎症を起こしている歯ぐきの中に器具を入れて治療をするため、内部が傷ついたりするため、ヒリヒリ痛む事があります。
また、歯に付着している歯石を除去する際に、わずかに表面が削れるため一時的にしみる症状が出る場合があります。
いずれも、数日で治まりますが、出血するようであれば、柔らかい歯ブラシを使用してみてください。
・メインテナンスで再発を防ぐ!
歯周病が広範囲に及んでいる場合、4~6回にわけて歯石を除去していきますが、一通り処置が終われば、1か月空けてから再検査をします。
その後は3か月に一度メインテナンスを行い、再発していないか、ブラッシングが出来ているかをチェックし、クリーニングをします。
歯周病の治療の効果は、患者さまの日々のブラッシングの質に大きく左右されるため、患者さまの協力なしでは治療は成り立たないのです!
悪くなる前にぜひ一度ご来院いただき、チェックとメインテナンスを行いましょう!
ふみデンタルクリニック 歯科衛生士